溶接作業の現場ではマストアイテム!

溶接作業

今まで溶接作業が行われる現場では、綿100%の作業服が着用されてきました。
綿100%は燃焼しますが、軟化・溶融することなく炭化するので、溶けた繊維が肌に密着して火傷を負うということが少なかったからです。
仮に負ったとしても、密着度が少ないため火傷の治りが比較的早い事が着用される要因でした。

難燃作業服

逆にポリエステルなどの化学繊維の作業服は、火によって収縮・溶融しながら燃焼しましので、肌に密着する面も多く、火傷を負った場合、回復に非常に時間がかかる為敬遠されてきました。

燃えにくいだけじゃない!丈夫で形態安定機能も付くようになりました!

難燃作業服

しかしながら、近年の技術の進歩により、化学繊維でありながら、燃えづらい(溶融しづらい)アラミド系繊維が開発され、綿のように繊維が炭化し、燃え広がるのを防いでくれる難燃作業服の着用が可能となりました。
難燃繊維はその特性上、非常に耐久性に優れた丈夫な繊維であり、警察や消防などで、ほふく前進するような特殊な部隊の制服にも採用されています。
また、難燃(アラミド系)繊維とポリエステルを混紡する事ににより、形態安定性と耐薬品性を備えた作業服や、綿を混紡する事により、吸汗性と肌触りに優れた作業服の着用も可能となりました。
難燃繊維の作業服は、綿作業服だけの時代とは違い、商品を選べる選択肢が広がってきています。